Asia Arowana  ハナ


Arowana トラブル集 

アロワナ飼育のトラブル集です。いろんな事があります。(^^;

以下の記述は経験に基づくものです。1998年以降の事例は、体長60cmの成魚で、体力は十分どころか十二分にあり、しかも飼い主に似て大食い大王という、丈夫な個体の例ですから、参考にされる方は、その点を考慮してお読み下さい。

紅龍ハナのトラブル集
イカリ虫
白点病
グリーンウォーター
尾鰭をかじる
ウロコが浮き上がる
怪我いろいろ
ハナ以外のアロワナトラブル集
キスゴム飲み込み事故
エラめくれ
目タレ
飛び出し事故その1
飛び出し事故その2

 


アジアアロワナ"Hana"のトラブル集

イカリ虫(1999年8月)
原因:餌用金魚により持ち込まれた 対策:イカリ虫トラップ&ウールマット交換
[状態] 胸鰭の付け根、尾鰭などにイカリ虫が寄生。最多時で4匹の寄生を確認。

[対策] 一般的には、麻酔をかけてピンセットで取り除く、という方法があるが、麻酔薬の入手が困難だったため、イカリ虫トラップ作戦でいくことに。オーバーフローの排水口に目の細かい網を仕掛け、水中に浮遊する幼生を除去する作戦。1日に何度も掃除・交換する。水温30℃(夏だったので、特に上げる必要はなかった)。合わせて濾過槽のウールマットを交換。

[効果] 成虫は3〜4週間寄生すると聞いていたが、1週間ほどで消滅。

[考察] どうして1週間で消滅したのかは、不明。とにかく最悪の場合は投薬も覚悟していたので、大安心。餌用金魚については、病気の持ち込みを心配していたので、ストックして様子を見てから与えていたのだが、イカリ虫には気づかなかった。薬浴させてから与える、という話も聞くが、そこまではしていなかった。金魚を与えるときは、細心の注意をはらうべし!
白点病(1999年8月)
原因:餌用金魚により持ち込まれた 対策:自然治癒
[状態] ヒレの端などに白い点がついた。

[対策] 特になし。夏場なので水温は30℃あったし、すでに60cm近い巨体だったので体力に心配はない。塩浴の必要も感じなかった。1〜2日で自然治癒。

[考察] 餌用金魚が原因のトラブル。イカリ虫同様、気をつけてはいたんだけど。大型魚にとっては、それほど深刻なトラブルではないので、油断していたかな。
グリーンウォーター(1998年3月)
原因:不明 対策:新水垂れ流し方式
[状態] 水全体が緑色に濁る。何度水換えしても、同じ状態の繰り返し。

[対策] 少量の水を常時注水する「新水垂れ流し方式」。2日ほどで解決。

[考察] 180cm水槽を新設してから4ヶ月、水質に関するトラブルは断続的に起こっていた。コケの発生、水が茶色に濁るなど。直射日光もあたらないし、水換えも定期的に行っていたので、困惑。しかし、今回の作戦を機会に水質は安定、その後とくにトラブルはない。
尾鰭をかじる(1997年)
原因:水槽が狭いためのストレス 対策:大型水槽への移動
[状態] 自分で自分の尾鰭をかじる。治りかけては、またかじる、の繰り返し。

[対策] どうしようもない。ひたすら新居の完成と大型水槽の設置を急ぐのみ。

[考察] 1年で引っ越す予定でアロワナを購入したのだが、実際は2年余りかかってしまった。確実に大型水槽をおける環境になければ、大型魚を購入すべきではない。
ウロコが浮き上がる(1997年3月)
原因:水質の悪化 対策:水換えによる水質改善
[状態] 身体全体のウロコが浮き上がっている。少しだが、鰓めくれの兆候も見られる。

[対策] 疑いなく水質の悪化が原因。phも4を切っていた。急激な水質の変化はよくないので、少量ずつの換水を続ける。2〜3日で改善。

[考察] 大型水槽に移る前の最後の水質トラブル。40cm強のアロワナに90×45×45の水槽は狭すぎる。水換えは定期的に行っていたが、phは常に低かった。家の新築が遅れたため、アロワナには可哀相なことをした。
怪我いろいろ(通年)
原因:いろいろ 対策:特になし。自然治癒
[状態] 鱗をとばした事、眼球がえぐれるほど傷をつけた事、ヒレが裂けた事、ハゲを作った事、口唇をえぐった事、とにかくさまざまな怪我をした。

[対策] 特に対策はしなかった。傷あとに異常な兆候は見られなかったので、塩浴もさせず。水質が悪化しないように気をつけ、放置。自然治癒。

[考察] 主に水槽が狭いためのストレスが原因と考えられる。餌を追いかけての怪我は、水槽の大きさは関係ないけど。とにかく、水槽内に硬いもの・尖ったものを入れないことである。

 

Hana以外のアロワナトラブル集

キスゴム飲み込み事故(シルバーアロワナ) ※詳細は「シルバーアロワナのページ」を参照
原因:キスゴムを飲み込んだ 対策:なし。吐き出すのを待つのみ。
[状態] 電子水温計のセンサー部を固定していたキスゴムを、自分ではずして飲み込んだ。餌を食べる事ができなくなった。

[対策] 何もできない。自分で吐き出すのを待つのみ。

[考察] 助かった事例では、たいてい1週間以内に自分で吐き出したらしい。吐き出すまでは餌を与えない方が良いようである。とにかく水槽内に余計なものを入れない事。
うちの場合では、ちゃんとガラス面に吸着していたのに自分ではずしてしまった。まさか、と思うような事をやってくれる。要注意。
エラめくれ(シルバーアロワナ) ※詳細は「シルバーアロワナのページ」を参照
原因:水質の悪化・水槽が狭いためのストレス 対策:水質改善・大型水槽への移動
[状態] まず片方のエラが不自然な浮き上がり方をし、やがてめくれた。もう片方のエラも同様。

[対策] 水質改善。水槽が狭いためのストレスも原因となるが、この事例では水質悪化が主な原因だった。

[経過] 3週間で完治。すぐに対策を講じたので、手術せずに治った。その後、一回り大きな水槽に移したため、再発はなし。

[考察] 飼育環境が悪いために起こるトラブル。飼い主は反省をしなければならない(自戒)。めくれたエラが硬くなってしまったら、手術以外に手はない。麻酔をかけ、めくれた部分に数カ所切れ目を入れるか、ひどい場合は切り取ってしまう。この手術を行った人はかなり多いようだ。ただし、原因となるものを改善しなければ、根本的解決とはならない。
目タレ(シルバーアロワナ)
原因:不明 対策:??
[状態] まず片方の目が下方を向いてしまった。1年ほど後、もう1方の目も。

[対策] 原因が分からないので、なし。アロワナの中でもシルバーは特に目タレになりやすい。

[考察] 飼育環境が原因だと思われるが、諸説がある。とにかく、アロワナが下方ばかりを気にしないように注意する、底面が反射しないようにツヤ消しにする、など気をつける事。手術による治療もあるそうだが、これは一般飼育者には難しそうである。しかも、エラめくれ同様、再発のおそれもある。目タレそのものが命に関わるわけではない。鑑賞価値は損なわれるけれども。
飛び出し事故その1(兄のブラックアロワナ)
原因:不明(ジャンプはアロワナの習性) 対策:水槽に戻し、様子を見るのみ。
[状態] 帰宅すると、床にアロワナが寝ている! 水槽から2mほど離れた地点、しかも近くの机にウロコがついている。机の角にぶつかってから床に落下したらしい。飛び出して何分経過していたかは不明。そこら中にウロコが飛び散っている。

[対策] 水槽に戻し、様子を見る。(水槽に戻す前に正確な体長を測ろうかと一瞬思ったらしい、おバカな飼い主である。さすが管理人の兄・・・)

[経過] 水槽に戻すと、15秒か20秒横になって浮いていたが、泳ぎだした。しかし、しっぽの方が相当上に上がって斜めになって泳いでいる。鰭はボロボロ、傷だらけ、特に外で床を叩いたのか、しっぽの先の方はウロコが全部とんで血まみれ!
2〜3日は、泳ぎ方が通常ではなかった。1週間後、ようやく落ち着いた様子。

[考察] ジャンプはアロワナの習性である。蓋をきちんとして重しをする、驚かさないなど、普段の対策が肝心。もちろん分かっているので、そうしているのだけど、思いもよらないパワーを発揮して飛び出す! この例でも、上部の蓋と、その上の蛍光灯を跳ね上げての大ジャンプだった。
飛び出し事故その2(知人のシルバーアロワナ)
原因:不明(ジャンプはアロワナの習性) 対策:水槽に戻し、様子を見るのみ。
[状況] 150cm水槽を新しく設置、移動時の事故。水合わせをしようと袋ごと水槽に入れた直後の飛び出し。高さ1.5mからの落下。外傷なし。

[対策] すぐに元の袋に戻し、慎重に水合わせ。水槽内に出すと、落ち着いて泳いでいる様子。

[経過] 翌朝(7時間ほど後)、アロワナが「立っている」! しっぽが底面について、立って揺られている状態。えらは動いている。同夜、死亡。

[考察] 外傷はほとんどなかったし、飛び出してすぐに水槽に戻したので、事例1よりも条件は良かったはず。にもかかわらず死亡してしまった原因として考えられるのは、落下時に背骨を骨折したというもの。これは、運が悪いとしか言いようがない・・・。


※背骨の骨折について
この飛び出し事故について考えているうち、いきつけの熱帯魚店で聞いた話による。
水族館でマグロなどが水槽に激突して死ぬことがある。外傷もなく、疾病の兆候もなかった個体である。原因を究明するため解剖してみると、背骨を骨折していたと判明。こういった事例は多いそうである。またこの熱帯魚店でも何度か飛び出し事故でアロワナを死なせているが、やはり背骨を骨折していたそうである。

 

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